2009年11月29日日曜日

手作りピザのレシピ

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昔は、ピザは出前や食べに行く物だと思っていました。しかし、作り方を憶えてみると、なんでこれまで高いお金を出して食べていたのだろう?と思ってしまうほど安く、そして簡単に作ることが出来ます。勿論、ピザ生地から作ります。

[ 手作りピザのピザ](20cmサイズを2枚)

< ピザ生地の材料 >
小麦粉 300g(強力粉 200g+薄力粉 100g)
※ 粉の比率はお好みで。強力粉を多くするとグルテンが多くできるのでしっかりとした噛み応えになります。
ドライイースト 小さじ1(3g)
砂糖 大さじ1/2杯
塩 小さじ1杯
オリーブオイル 大さじ1(なければサラダ油。油の量を多くすると、冷凍ピザのようなハードクラストタイプに近くなります。生地を麺棒で薄く延ばすローマ風のピザにする場合は多めにいれると良いでしょう。)
水(冬場はぬるま湯) 150cc

< ピザソースの材料 >
トマト缶 1/2個
オリーブオイル 大さじ2杯
塩 小さじ1杯半(チーズの塩分量を考えつつ、好みの濃さで。)
※ クレイジーソルトのようなハーブやニンニクなどの入ったものを使うとおいしさがアップします。塩単体の場合は、上記のオリーブオイルでニンニクの微塵切りを香りが出る程度まで炒めて加えると良いでしょう。

< ピザのトッピング>
このへんは完全にお好みで構いません。今回は肉類として冷蔵庫にあまっていたベーコンを使い、後はスライスしたタマネギを1/2個、マッシュルーム2個とシンプルにしました。チーズは市販のとろけるチーズと粉チーズを使用。

[ 手作りピザの作り方 ]

  1. まずはピザ生地を作ります。小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を大きめのボールに入れ、ザックリとかき混ぜたら水を加えていきます。軽くかき混ぜ、水を粉が吸い尽くしたら、捏ね始めます。生地がしっとりするまで、十分に捏ねて下さい。
  2. 捏ねが終了したら発酵をさせます。
    室温が30℃以上の夏場はボールにラップをして、全体が2倍程度になるまで放置。冬場はボールにラップをした後に新聞紙などで包み、炬燵などの中に入れて下さい。
    また、低温発酵という発酵方法があります。捏ね終わった生地をビニール袋に入れて空気を抜き、上の方でしっかりと縛ります。次に生地を生地より少し大きめの器に入れ、そのまま冷蔵庫で8時間以上冷やします。ピザを食べる日の前日に仕込んでおくと良いでしょう。
  3. ピザソースを作ります。トマト缶を開け、1/2量をボールに入れます。トマトは手で構いませんのでつぶしておきます。そこにオリーブオイル、塩を加えて出来上がりです。
    ローマ風のピザの場合は短時間で焼き上がるので、トマト缶では無く、トマトピューレなど、少し煮詰めてあるものを使うと良いでしょう。勿論、市販のピザソースを使っても構いませんが、こちらの方が安く仕上がると思います。
  4. 発酵の終わった生地を等分し、丸く整形します。ラップをして、またしばらく置いて2次発酵させます(急ぎの場合は、この作業は無くても大丈夫です)。
  5. 生地を手で伸ばして行きます。縁の部分となる箇所を1cmほど残すように延ばします。縁の部分には手を付けないで下さい。
    ローマ風のピザの場合には麺棒で薄く延ばします。
  6. オーブンシートに生地を乗せます。次に生地にフォークなどで全体的に穴を開けていきます。生地の火の通りを良くするためです。
  7. ピザ生地にソースを塗り、具材をトッピングします。トッピングが終わったらチーズを満遍なくのせ、仕上げにオリーブオイルをかけます。
  8. オーブンの設定温度を240度にし、8分程度焼いて完成です。ローマ風のピザの場合には、もっと短い時間で焼き上がります。目視で焼き上がりを確認して下さい。
    ピザは出来るだけ高い温度に設定し、短時間で焼き上がるのがおいしく仕上げるこつです。私の場合はオーブンシートを使うので、これの耐熱温度が250度になりますので、それにあわせて240度にして焼いています。天板に乗せてそのまま焼く場合などは、もっと高温に出来ますが、焼いた後の処理が面倒なので悩みどころです。

2000円程度の出前ピザを頼む値段で6枚以上のピザが作れると思います。パンほど発酵作業も厳密でなくて構いませんし、生地を延ばしたり、トッピングしたりする作業は友達や子供と一緒にやると楽しい時間を過ごせると思います。是非、休日の食事やパーティーなどで作ってみて下さい。

2009年11月12日木曜日

あり合わせの材料で作る中華丼のレシピ

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子供の頃は大嫌いだった中華丼。家の食卓に出ることはなかったけれど、たまに給食で出されると嫌な気分になったものです。しかし、いつの間にかそんなに悪い物でも無いと思い始め、やがては自前で作るようになりました。 要は、炒めた野菜と肉や魚介にスープを入れて軽く煮込み、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけるという基本さえ守れば、体裁が保てる便利な料理です。

[中華丼の材料](3人前)

一応分量を書きますが、材料は好みの分量で構いません。冷蔵庫に余っている物をぶち込んで下さい。

白菜orキャベツ 一人分2~3枚x3
人参(中サイズ) 1/3本
タマネギ 1/2個
長ネギ 1/2本
もやし 1袋
ニンニク 1欠
豚肉(細切れか3枚肉) 100g
かまぼこ 1/2本
ウズラの卵 好みの数量
他に、イカやエビ、ホタテなどの魚介類を入れると良い出汁が出ます。キクラゲあたりも入れると食感が楽しくなります。

<中華スープの材料>
湯orぬるま湯 600cc程度(1人前150~200cc)
中華スープの素or鶏ガラスープの素(物によって塩味が異なるので、好みで加減)
オイスターソース 大さじ1杯
酒 大さじ2杯
砂糖 小さじ1杯
醤油 大さじ1~2杯(塩味ベースにしたい場合は、入れなくて構いません)
最終的に調整するので、スープの味は薄味にしておいて下さい。

[中華丼の作り方]

  1. 肉や野菜の下ごしらえをします。
    ウズラの卵は生の場合、水から鍋で茹でておきます。沸騰したら2、3分ほど弱火でそのまま茹で、後は火を消してそのまま置いておきます。
    白菜は芯と葉で切り分け、芯は拍子切りに、葉は大まかに切っておきます(炒めると縮むので大きめで構いません)
    キャベツの場合は芯の部分は削ぐか切り外して捨て、後は大まかに切っておきます。
    人参は皮を剥いて短冊切りに、タマネギは半分を縦に8頭分程度の櫛切りに、ネギは斜め切りにしておきます。ニンニクは横に1mm幅程度でスライスしておいて下さい。
    肉は食べやすい大きさに切ったら器に取り、塩少々と胡椒を振り、酒大さじ1/2杯とごま油を小さじ2杯程度を回し掛け、軽く混ぜ合わせておいて下さい。
  2. 熱したフライパンに大さじ2杯程度の油を入れ、スライスしたニンニクを入れて香りが出るまで炒めます。香りが立ってきたら豚肉と長ネギを入れ炒めます。豚肉の表面に焼き色が付いてきたら、人参、白菜の芯、タマネギの順に入れて更に炒めます。人参にも焼き目が付いたら白菜の葉(キャベツならここで投入)を入れて炒め続けます。全体の嵩が少し減ったらもやしを入れます(入れない場合はここでスープを投入)。軽く炒めて、全体に油が回ったらスープとウズラの卵(もちろん、殻は剥いておきます)を入れます。沸騰するまで強火にし、後は中火で2~3分煮込んで下さい。煮込みが終わったら水溶き片栗粉でとろみをつけます。中華丼の場合はある程度濃度があったほうが飯に絡みやすいので、割と多めに入れて下さい。
    十分な好みの濃度になったら、味を見て下さい。足りないようなら少し味を足して下さい。味が決まったら、ごま油を大さじ1杯程度回し掛けて香りを出し、軽く混ぜ合わせたら完成です。
    お皿にもったご飯の上に、好みの量をかけてできあがりです。

白いご飯だけではなく、薄味にしたチャーハンにかければ餡掛けチャーハンになります。焼きそばの麺を多めの油で両面を焼き固め、それにかければ堅焼きそばです。

一皿で肉や野菜をたっぷりと取れます。油の量が多いと気になる人は、テフロン鍋で油を減らして作って下さい(その場合はごま油のみで調理すると良いでしょう)。
食べる際には、好みで酢や辛子、ウスターソースなどを加えて下さい。味が変わるので、最後までおいしくいただけます。

2009年9月14日月曜日

手打ちパスタとミートソース(ボロネーゼソース)のレシピ

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パスタは昼食などにあり合わせのものを使って良く作りますが、今回は緬からの手作りレシピになります。ミートソース(ボロネーゼソース)も、割と本格的にいきます。

[手打ちパスタとミートソース(ボロネーゼソース)の材料](3人前)

<手打ちパスタの材料>

強力粉 300g(1人前100g)
卵 3個(割った総量が150ccに満たない場合、水を足してください)
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 小さじ3杯

<ミートソース(ボロネーゼソース)の材料>

合挽肉 150g(牛肉のみでも良いですし、薄切りの牛肉を買ってきて、粗めの微塵切りにしても良いです。)
トマト缶 1缶
ニンニク 1欠(小さい物なら2~3欠)
タマネギ 1個(小さい物なら2個)
ニンジン 1/3本
セロリ 1/3本(茎の細い葉っぱの方で構いません。勿論、葉は使いません。)
マッシュルーム 1パック(缶詰では無く、生で)
干し椎茸 2枚(あれば、ポルチーニ茸がベスト。お高いですが)
赤ワイン 100cc(無ければ日本酒でも構いません)
コンソメキューブ 1個

[手打ちパスタとミートソース(ボロネーゼソース)の作り方]

<手打ちパスタ(タリアテッレ)の作り方>

  1. 強力粉、塩をボールに入れざっとかき混ぜたら、卵(そのまま入れた方が雰囲気は出ますが、割解いておいたほうが無難)、オリーブオイルを入れます。
  2. 材料が均等に混じるようにざっくりとかき回していきます。
  3. 水気が無くなってきたら捏ねて一塊にし、10分程度、更に捏ね続けます。
  4. 捏ね上がったらラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます(一晩以上寝かせても構いません)
  5. 休ませていた生地を取り出し、3等分(人数分)に切り分けます。切り分けた生地は、また丸くしておいてください。
  6. 緬打ち台にたっぷりと打ち粉をし、生地を乗せ、これにも打ち粉をします。
  7. 生地を麺棒で伸ばして、2~3mm程度の厚さにまで伸ばしたら、更に生地に多めに打ち粉をし、生地の左右を中央に畳み、3つ折りにし、更に麺棒で伸ばして行きます。
    ※ パスタマシンなどをお持ちの方は、この段階でパスタマシーンを使って伸ばしていってください。
  8. 畳んだ生地を2mm程度まで伸ばしたら、包丁で5mm間隔程度で切っていきます。
  9. 切り終わった緬は、粉を払い、しばらく乾燥させておきます。すぐに食べない場合には、バットや皿に乗せてラップをし、冷蔵庫で茹でるまで保存しておいてください(半日程度)。

<ミートソース(ボロネーゼソース)の作り方>

  1. 干し椎茸(もしくはポルチーニ茸)をぬるま湯で戻します。戻し汁は使いますので、捨てないでください。
  2. ニンニク、タマネギ、ニンジン、セロリ、マッシュルーム、干し椎茸(水気は絞っておきます)を微塵切りにします。肉が挽肉で無い場合には、ここで切っておきます。
  3. フライパンにオリーブオイルを多め(全体に油が広がる程度)に注ぎ、弱火でニンニクを炒めます。ニンニクの香りが出てきたら、タマネギ、ニンジン、セロリを入れ、タマネギが透明になるまで炒めます。タマネギが透明になったら残りの野菜(マッシュルームと干し椎茸)を入れ、10分以上炒めていきます。嵩が2/3から半分程度になるまで、あまり強くない火でじっくりと炒めてください。旨味と、甘みを引き出します。
  4. 野菜が炒まったら、取り出しておき、同じフライパンで肉を炒めます(油の量が少ないようなら足しておいてください)。焦げ目が付くまで、しっかりと炒めていきます。
    ※ ソースに濃度が欲しい人は、ここで大さじ2/3程度の小麦粉を振り入れて下さい。入れた場合には、しっかりと更に炒めて下さい。炒めたり無いと粉っぽくなります。また、野菜を多めに入れた場合には、入れなくても濃度が出ますので、この作業は不要です。
  5. 肉が炒まったら赤ワインを注ぎ、アルコール分が飛ぶまで煮詰めます。
    ※ 炒めた肉から油が大量にでた場合には、キッチンペーパーなどで吸いだし、少し捨てて下さい。あまり油があると仕上がりの味がしつこくなります。
  6. 煮込みようの鍋が有る場合、そちらに、先ほどの炒めた香味野菜と肉を入れます。なければ肉の入ったフライパンに先ほどの炒めた香味野菜を入れて下さい。
  7. トマト缶を開け、鍋に入れます(固まりの場合には手で潰しながら入れても構いませんし、そのまま入れてヘラなどで潰していっても構いません)。コンソメキューブもここで投入し、塩小さじ2杯、胡椒も小さじ1/2杯程度入れます。 干し椎茸の戻し汁もここで入れます(ペーパータオルなどで、濾しておいてください)
  8. トマトソースの上に油が浮かんでくる程度まで、じっくりと煮込んでいきます。水分量が少ないようなら、トマトジュースか水を加えて下さい。
  9. トマトソースの煮込みが終わったら、味を確認し、好みの味に調整してください。
  10. 鍋に湯を沸かし、パスタを茹でていきます。沸騰した湯に塩を一つまみ入れ、一人分のパスタを投入します。入れた直後の生パスタは鍋底に引っ付き易いので、かき混ぜるのを忘れないでください。ゆで時間は2分もあれば十分です。
  11. 麺を茹でる間に、ソースの準備をします。フライパンに一人分のソースを入れて火にかけ暖めておいてください。
  12. フライパンに軽く湯を切ったパスタを入れ、ゆで汁を大さじ3杯ほどフライパンに入れ、パスタとソースを和えていきます。入れたゆで汁とソースが乳化し、鍋を傾けても水が流れていかないようなら完成です。皿に盛り、お好みでパルメザンチーズや刻みパセリを散らせてください。