2010年11月25日木曜日

全粒粉100%パン with ドライフルーツ

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かなり間が空いてしまいましたが、久しぶりの更新になります。いやぁ、日頃の不摂生が祟って糖尿病を発症してしまいました。よって、このブログで紹介する料理は糖尿病患者向けになってくるかと思います。で、糖尿病になると血糖値を上げないようにしなければいけないわけです。血糖を上げるのは何かというと炭水化物(糖質)になり、米、小麦などの摂取は制限する必要が出てきます。そして、玄米や全粒粉、ライ麦など繊維質が多く含まれていれば、炭水化物が糖化するのを遅らせることが出来、これにより急激な血糖の上昇を抑制し、緩やかに上昇させます。
玄米ならば自分で炊けば良いのですが、パンの場合にはなかなか全粒粉などが100%というものは売っていません。しかたないので、自分で作ってみることにしました。

[ 全粒粉パンの材料 ]

全粒粉 500g
イースト 10g
スキムミルク 15g(持ち合わせがなかったのでクリープで代用)
塩 小さじ1杯
砂糖 大さじ1杯(ノンシュガーで代用)
オリーブオイル 大さじ2杯
ドライフルーツ お好み量(レーズン、イチジクを使用)
水 300cc

[ 全粒粉パンの作り方 ]

  1. レーズンはぬるま湯で戻し(キノコじゃないので、戻し汁は捨てます)、イチジクはヘタの部分を切り落とし、レーズンの2倍程度の大きさにカットしておきます。
  2. 全粒粉、イースト、スキムミルク、砂糖、塩を合わせ、ザックリとかき回したら、水を入れて混ぜていきます。
  3. 全体的に水が混ざり始めたらオリーブオイルを入れて10分ほど捏ねます。生地は比較的柔らかめの生地になります(全粒粉パンはパサ付くので、日本人向けに水分多めで作っていきます)
  4. 捏ね上がった生地にドライフルーツを混ぜ込み、全体的に行き渡るまで更に捏ねます。
  5. ボールなどに移し、乾燥しないようにラップをしたら生地が倍以上に膨らむまで一次発酵させます(膨らんだ生地に指を指し、穴が塞がらないようになるまで十分に発酵させます。
  6. 一次発酵が終わったら生地を複数に切り分けそれぞれを丸めて整形します。丸めた生地はくっつかないように間隔を開けて並べ、乾燥しないようにラップをした後に二次発酵させます。(発酵完了後、お好みで、生地に小麦粉を振ったり、卵を溶いたものを塗っても良いでしょう。)
  7. 200~220度に予熱したオーブンに入れ、12~15分ほど焼きます。こんがりと良い焼き色になっているか、目で確認して下さい。
  8. 出来上がったパンはスライスして、クリームチーズなんかを塗って食べるととても美味しく頂けます。

2010年7月1日木曜日

レバカツ

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ビタミンA、ビタミンB、鉄分、葉酸の宝庫であるレバーは、栄養の宝庫ですが、独特の癖から食べられない人も多いと思います。このレシピはレバー料理としては癖が少ないので、苦手と感じる人でも食べやすい料理だと思います。

[レバカツの材料(2~3人前)]

レバー(豚か牛) 300g
小麦粉
パン粉(目の細かいもののほうが合います)
ウスターソース

[レバカツの作り方]

  1. レバーが塊の場合は厚さ5~8mm程度にスライスします。幅広く切りたい場合は包丁を斜めに入れて削ぎ切りにします。切り終わったレバーは軽く水洗いして、血を流し落とします。 牛乳に漬けても構いませんが、この料理は癖が少ないのでそこまでしなくても大丈夫です。どうにもレバーが苦手な方は切ったレバーを一度冷凍して凍らせます。これを解凍する段階で生臭さの元凶である血が綺麗に抜けます。
  2. レバーの水気をキッチンペーパーなどで綺麗に拭き取り、軽く塩胡椒をします。
    お好みですが、この段階でレバーの長辺に串や爪楊枝を刺しておくと揚げても丸まらず、食べやすくもなります。
  3. レバーの全面に小麦粉を付け、余計な粉は軽くはたいて落とします。小麦粉をつけた後に少し置いておくと、付けた小麦粉がレバーの水分を吸ってしっとりとしてきますので、この段階でパン粉を付けます。
  4. パン粉を付け終わったら油で揚げていきます。パン粉を落とすと沈まずに、すぐに浮かび上がる程度の高めにします(180度程度)。
    全体的にふっくらとし、箸でつつくと弾力を感じるようになったら上げ上がりです。
    レバーが苦手な方は少し長めに上げると良いでしょう。薄切りなのでパサつきはあまり感じず、かみ応えのある食感になります。
  5. 上げ上がった物はウスターソースにくぐらせます。漬ける必要はありません、全体にソースが回ったら引き上げて下さい。

これで完成となります。味は付いていますので、お好みで芥子や七味などを付けてから食して下さい。ソースの香辛料が効いているからか、レバーの臭みはほとんど感じません。

2010年6月19日土曜日

夏野菜のパスタ

KIF_5534ジメッとした嫌な季節がやってきました。雨降りでも涼しければ良いのですが、30℃超えの真夏日とセットですからたまりません。ここは旬なものを積極的に取って、英気を養っておきたいところ。そこで、今回は夏野菜を中心にしたパスタを作ってみました。パスタはペンネを使っています。

[夏野菜のパスタの材料(2~3人前)]

パスタ(今回はペンネ) 300g(1人前100g程度で)
トマト缶 1缶(カットされたトマトが入っているものがあればそれを)
ベーコン 2~3枚(具と言うよりは旨味があるので出汁的に)
ニンニク 2~3欠け
茄子 1本
ズッキーニ 1本
ピーマン 2~3個(大きめなら2個程度で、パプリカでも構いません)
マッシュルーム お好み量
唐辛子 1本(これはお好みで)

[夏野菜のパスタの作り方]

  1. まずはトマト缶を鍋にあけ、煮詰めます。缶詰によって水分量が変わりますが、ある程度しっかりした濃度になるまで水分量を減らして下さい(加減はお好みで)。煮詰まったら軽く塩胡椒をし、薄めの味をつけておきます。
  2. 茄子、ズッキーニはヘタと先の分を切り落とし、縦に4分割した後に1.5~2cm程度の長さで切っておきます。
    ピーマンも同様のサイズで切り分けます。
    マッシュルームは大きさによりますが、1/4程度に切り分けます。
    唐辛子は軽く水につけて少し戻し、ヘタを切り取ってから広げるように包丁で縦に切れ目を入れ、種は捨てておきます。
    ニンニクは底の部分を切り落としてから軽く叩きつぶすか、微塵切りにしておきます。
    ベーコンは5mm程度の幅で切りそろえておきます。
  3. パスタを茹でるための湯を沸かします。加える塩の量は飲むにはちょっと辛いと感じる程度。濃いめの塩分濃度にして、パスタにしっかりと塩味をつけます。
  4. パスタを茹でている間に野菜を炒めます。フライパンにオリーブオイルを多めに入れ(大さじ2杯程度)、唐辛子、ニンニク、ベーコンを入れ弱火でじっくりと炒めます。香りが立ってきたら切りそろえた野菜を入れ、中火で野菜が色づくまで炒めていきます。野菜に良い感じに焼き目が付いたら、煮詰めておいたトマト缶を加えます。
  5. 少し固めに茹でたパスタを4に加えます。手早く和えてソースを乳化させて下さい。ソースの塩味が足りないようなら、パスタの茹で汁を加えます。
  6. 出来上がったら皿に移し、お好みで微塵切りにしたパセリや粉チーズを添えて下さい。

2010年4月7日水曜日

我流ローマ風カルボナーラ

生クリーム、チーズ、卵とソースが濃厚なカルボナーラは昔から苦手でした。しかし、本家であるローマのカルボナーラは卵とチーズがベースで、生クリームや牛乳などは入らないというじゃないですか。それならば食べられるかもと試作してみたところ、さっぱりとは言いませんが、食べられないほど濃厚ではありませんでした。作り方も簡単なので、ご紹介を。

[我流ローマ風カルボナーラの材料(一人前)]

パスタ 100~150g
ベーコン 2~3枚
パルメザンチーズ 大さじ2杯
卵 1個
日本酒 100cc(あれば白ワインで)
黒胡椒 適量(粗挽きが合います)

[我流ローマ風カルボナーラの作り方]

  1. 大きめの鍋かフライパンに多めの水とたっぷりの塩(塩辛いと感じる程度)を入れて、火にかけておきます。
  2. お椀などに卵の卵黄を入れ(全卵を利用しても構いませんが、茹で上がったパスタと和える際に温度が高いと、卵が凝固するので気を付けてください)、そこにパルメザンチーズ、黒胡椒を入れ、混ぜ合わせておきます。
  3. テフロンのフライパンに8mm幅程度に切ったベーコンを弱火でじっくりと炒めていきます。
  4. 良い感じにベーコンの油が抜けてきたら日本酒を一気に入れ、半量程度になるまで煮詰めていきます。お酒の量が多いと思うかもしれませんが、程よい酸味と旨味が加わるので、この量で試してみてください。甘みの強い白ワインを入れる場合などは少し減らした方が良いかもしれません。
  5. パスタを茹で、軽く湯切りしたら4の中に入れ、2で作ったソースを加えて和えてください。パスタの余熱でチーズが溶けますので、フライパンには火を付けないでかまいません。
  6. ベーコンとパルメザンチーズ、パスタに付いた塩味で十分な味が付いていると思いますが、足りないようなら最後に塩を足してください。
  7. 皿に盛り、お好みで黒胡椒をかけてお召し上がり下さい。

2010年3月16日火曜日

鶏肉とナス、ピーマンの辛味噌炒め

鶏肉とナス、ピーマンの辛味噌炒め

短時間で出来る料理で、ご飯にとても良く合います。鶏肉を豚肉に変えても美味しいくいただけます。是非、レパートリーにお加え下さい。

[鶏肉とナス、ピーマンの辛味噌炒めの材料(2~3人前)]

鶏モモ肉 1枚
ナス 3~6本(ナスのサイズに合わせて適量)
ピーマン 4~6個
長ネギ 1/3本
ニンニク 1欠け
ショウガ 絞り汁を小さじ1杯
赤味噌 大さじ1杯
砂糖 大さじ1杯
醤油 小さじ1杯
豆板醤 小さじ1杯(無ければ、一味唐辛子を仕上げにお好み量で振りかけて下さい)
片栗粉 大さじ1杯
酒 大さじ2杯(出来れば紹興酒)
ごま油

[鶏肉とナス、ピーマンの辛味噌炒めの作り方]

  1. 鶏肉を一口大に切り、軽く塩こしょうし、酒大さじ1、片栗粉大さじ1、醤油小さじ1を振り掛け、軽く揉み込んでおきます。
  2. ナス、ピーマンを乱切りに、長ネギ、ニンニク、ショウガは微塵切りにします。
  3. 赤味噌大さじ1、砂糖大さじ1、酒大さじ1、醤油小さじ1を混ぜ合わせておきます。お好みで味は加減して下さい。赤味噌と砂糖の代わりに甜麺醤を使っても構いません。
  4. 熱したフライパンに多めの油を入れ、鶏肉の表面に焼き色が付くまで炒めます。ここでは完全に火を通さず、肉の色が変わったら取り出しておきます。
  5. 鶏肉を炒めたフライパンにニンニクの微塵切りと豆板醤小さじ1を入れ、低めの温度で炒め、香りが立ってきたらナス、ピーマン、ショウガの微塵切りを入れ、火力を強めて炒めます。油の量が足りないようなら足して下さい。
  6. ナスとピーマンが炒まってきたら、先ほどの鶏肉と微塵切りのネギを加えてさらに炒めます。鶏肉にしっかりと弾力が付き、中まで火が通ったのを確認出来たら併せておいた調味料を一気に入れ、炒め和えます。
  7. 味噌の焼ける香ばしい香りが立ったらごま油を軽く回しかけ、完成です。

2010年2月26日金曜日

キノコとベーコンの和風パスタ

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このパスタは簡単で、時間も茹で時間+数分で済みます。昼食などにササッと作れます。短時間で出来る割には美味しいので、おすすめです。

[キノコとベーコンの和風パスタの材料(一人前)]

スパゲッティ 100g(1.2mm~1.6mm程度の太さ)
ベーコン 1~2枚(お好み量。風味が変わりますがハムでも可)
キノコ お好み量(今回はシメジ半袋と生椎茸2枚ほどを使用)
※ キノコは低カロリーかつ旨味成分たっぷりなので、パスタの量を減らしてキノコを多めにするのも良いでしょう。
鷹の爪 1本(辛味が不要であれば、無くても構いません。食べるときに一味を振るなどで代用も可)
ニンニク 一欠

<調味料>
醤油 大さじ1杯(ベーコンの量や、パスタの茹で汁を加える場合には量を加減してください)
みりん 大さじ1杯(甘みが欲しくない場合には、入れなくても構いません)
日本酒 大さじ1杯
出汁 150cc(顆粒出汁にパスタの茹で汁でも構いませんが、その場合は醤油の量を加減してください)

[キノコとペーコンの和風パスタの作り方]

  1. キノコを食べやすい大きさに切っておきます。シメジやエノキタケならば石づきを切り落とし、手で食べやすい大きさに割き、椎茸は軸を取り、包丁で適当な厚さでスライスしてください。
  2. ベーコンは好みの幅で切けます。ベーコンの旨味と風味だけが欲しい方は、1枚のベーコンを1mm程度の幅でスライスしてください。
  3. ニンニクは微塵切りかスライスに。風味だけ欲しいひとは軽く叩きつぶして加え、パスタを和える前に取り出してください。
  4. 鷹の爪を軽く湯に浸けておき、適度に柔らかくなったら割いて種を取り出しておきます。辛い物が好きな方ならば、割かずに輪切りにし、種もそのままで。
  5. 調味料を合わせておきます。
  6. パスタを茹でます。一人分ならばフライパンで湯を沸かし、塩を大さじ1/2ほど加えてください。
  7. パスタを茹で始めたところで、フライパンに油大さじ1/2程度を入れ、弱火で鷹の爪とニンニクを炒めます。香りが出てきたらベーコンとキノコを加えて炒めます。火が通ったら、鷹の爪を取り出し、併せておいた調味液を加えてください。
  8. 標準ゆで時間のちょっと前にパスタを具材の入ったフライパンに加えます(フライパンの中身は暖めておいてください)。パスタの湯切りをする必要はありません。
  9. パスタと具材やソースを良く和え、ソースが乳化したら完成です(乳化すると、水っぽかった調味液にとろみがつきます)。汁気が足りない場合には、パスタの茹で汁を加えてください。
  10. パスタを皿に盛り、お好みで刻み海苔などを振りかけて完成です。