昔は、ピザは出前や食べに行く物だと思っていました。しかし、作り方を憶えてみると、なんでこれまで高いお金を出して食べていたのだろう?と思ってしまうほど安く、そして簡単に作ることが出来ます。勿論、ピザ生地から作ります。
[ 手作りピザのピザ](20cmサイズを2枚)
< ピザ生地の材料 >
小麦粉 300g(強力粉 200g+薄力粉 100g)
※ 粉の比率はお好みで。強力粉を多くするとグルテンが多くできるのでしっかりとした噛み応えになります。
ドライイースト 小さじ1(3g)
砂糖 大さじ1/2杯
塩 小さじ1杯
オリーブオイル 大さじ1(なければサラダ油。油の量を多くすると、冷凍ピザのようなハードクラストタイプに近くなります。生地を麺棒で薄く延ばすローマ風のピザにする場合は多めにいれると良いでしょう。)
水(冬場はぬるま湯) 150cc
< ピザソースの材料 >
トマト缶 1/2個
オリーブオイル 大さじ2杯
塩 小さじ1杯半(チーズの塩分量を考えつつ、好みの濃さで。)
※ クレイジーソルトのようなハーブやニンニクなどの入ったものを使うとおいしさがアップします。塩単体の場合は、上記のオリーブオイルでニンニクの微塵切りを香りが出る程度まで炒めて加えると良いでしょう。
< ピザのトッピング>
このへんは完全にお好みで構いません。今回は肉類として冷蔵庫にあまっていたベーコンを使い、後はスライスしたタマネギを1/2個、マッシュルーム2個とシンプルにしました。チーズは市販のとろけるチーズと粉チーズを使用。
[ 手作りピザの作り方 ]
- まずはピザ生地を作ります。小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を大きめのボールに入れ、ザックリとかき混ぜたら水を加えていきます。軽くかき混ぜ、水を粉が吸い尽くしたら、捏ね始めます。生地がしっとりするまで、十分に捏ねて下さい。
- 捏ねが終了したら発酵をさせます。
室温が30℃以上の夏場はボールにラップをして、全体が2倍程度になるまで放置。冬場はボールにラップをした後に新聞紙などで包み、炬燵などの中に入れて下さい。
また、低温発酵という発酵方法があります。捏ね終わった生地をビニール袋に入れて空気を抜き、上の方でしっかりと縛ります。次に生地を生地より少し大きめの器に入れ、そのまま冷蔵庫で8時間以上冷やします。ピザを食べる日の前日に仕込んでおくと良いでしょう。 - ピザソースを作ります。トマト缶を開け、1/2量をボールに入れます。トマトは手で構いませんのでつぶしておきます。そこにオリーブオイル、塩を加えて出来上がりです。
ローマ風のピザの場合は短時間で焼き上がるので、トマト缶では無く、トマトピューレなど、少し煮詰めてあるものを使うと良いでしょう。勿論、市販のピザソースを使っても構いませんが、こちらの方が安く仕上がると思います。 - 発酵の終わった生地を等分し、丸く整形します。ラップをして、またしばらく置いて2次発酵させます(急ぎの場合は、この作業は無くても大丈夫です)。
- 生地を手で伸ばして行きます。縁の部分となる箇所を1cmほど残すように延ばします。縁の部分には手を付けないで下さい。
ローマ風のピザの場合には麺棒で薄く延ばします。 - オーブンシートに生地を乗せます。次に生地にフォークなどで全体的に穴を開けていきます。生地の火の通りを良くするためです。
- ピザ生地にソースを塗り、具材をトッピングします。トッピングが終わったらチーズを満遍なくのせ、仕上げにオリーブオイルをかけます。
- オーブンの設定温度を240度にし、8分程度焼いて完成です。ローマ風のピザの場合には、もっと短い時間で焼き上がります。目視で焼き上がりを確認して下さい。
ピザは出来るだけ高い温度に設定し、短時間で焼き上がるのがおいしく仕上げるこつです。私の場合はオーブンシートを使うので、これの耐熱温度が250度になりますので、それにあわせて240度にして焼いています。天板に乗せてそのまま焼く場合などは、もっと高温に出来ますが、焼いた後の処理が面倒なので悩みどころです。
2000円程度の出前ピザを頼む値段で6枚以上のピザが作れると思います。パンほど発酵作業も厳密でなくて構いませんし、生地を延ばしたり、トッピングしたりする作業は友達や子供と一緒にやると楽しい時間を過ごせると思います。是非、休日の食事やパーティーなどで作ってみて下さい。